お勧めスポット

イベントのある日の横浜の人出は相当なものである。 夏2回の花火大会、2月と9月の元町チャーミングセール、中華街の国慶節、山下公園の国際仮装行列、野毛の大道芸フェスティバルなど、大イベントの数も多い。

人出を避けられそうな場所を覚えておくことも必要かもしれない。

神奈川県立歴史博物館   大桟橋   関帝廟   山手本通り   三渓園   根岸森林公園   英連邦戦死者墓地   横浜市緑化センター

根岸森林公園以外は定番スポットと言っても間違いありません。 ところがどういうわけか(周りが定番スポットだらけのためか?)、これらの場所は人出が少なくてたいへんに良いのです(該当スポット関連のイベントのある時は別)。 定番でありながら同時に穴場という、たいへんお得なスポットなのです。

そんなわけで、さぁ〜てご案内。 写真をクリックすれば、もう少し大きいサイズが表示されます。

神奈川県立歴史博物館

馬車道の奥、本町通りに出る直前にあります。 外国為替業務の外資系銀行占有に対抗するため、明治13年に設立された横浜正金銀行(東京銀行の前身)本店の建物が利用されています。 ドームは関東大震災で焼失したものが復元されたものです。 なお、博物館としての正面入り口は、馬車道から桜木町側に入り込んだあたりにあります。

神奈川県域をテーマとした博物館ですが、鎌倉時代の鎌倉、幕末から明治初期の横浜などを抱えているだけに、ローカルな展示という印象はありません。 展示内容はとても豊富で、歴史にそれほど興味のない方でも惹き付けられるような展示物が数々あります。 観覧料 \300(未成年・学生 \200)です。 なお館内の写真は許可を得て撮影させて頂きました。

大桟橋

定番中の定番スポット山下公園の脇、知名度だって低くないのですが大桟橋はたいへんな穴場です。 なにもないんですけどね。 しかし、二方というか三方というか、ほとんど四方なんにもないってことは、眺望が素晴らしいってことです。 ですから写真も「大桟橋からの眺望」の方を中心にしました。 横浜港を見晴らす場所は幾つもありますが、綺麗な風景が見える点では大桟橋が一番です。 入り込み口のあたりに国際旅客船ターミナルと大書きされていて、入って行くと税関やら水上警察やらの建物が目立つので、用のない人は入り込んではいけないような気配が漂います。

そのせいでしょう、人がとっても少ないのです。 現在周囲で工事をしていますが、眺望の妨げにはなっていません。 気配は気にせず客船ターミナルの展望台まで入っていきましょう。 但し、有名豪華客船来航などどいう時には、ぜんぜん穴場でなくなるかもしれません。

関帝廟

関帝廟というのは、三国志にも登場する英雄、関羽を祭ったものです。 少々粗っぽく言えば天神様のようなものと言って良いでしょう。 春節際など特別なときを除けば混雑というほどにはなりません。

中華街に食事行ったついでに、是非覗いてみて下さい。 中華街中心の善隣門から、南と東にそれぞれ道1本入ったところの角にあります。

山手本通り

かつて、山下に続き元町を挟んで第2の外国人居留地となった山手地区を、蛇行しながらも東西に貫く尾根道です。 東の端は港の見える丘公園に突き当たっていますが、西側の端は現在は山元町の交差点までで、そこから先は道の方が名前を変えてしまいます。 しかし、おそらく歴史的には、初期には外国人専用の競馬場だった根岸森林公園に至るまでの道を、山手本通りと呼んでいたのではないかと思われます。 山手の外国人居留地は、最初から文教施設と住宅街として成り立ちましたので、その尾根道である山手本通り沿いには実に様々な学校や教会が建つことになり、形を変えながらも現在に至っています。 公園や歴史的建築物として保存・公開されている洋館も多いので、軽い散策には最適の道です。 但し、旧市電の敷石を転用した歩道は雰囲気はあるものの、あまり歩き易いとは言えないので、スニーカーなどで歩くのが良いでしょう。

山手本通り沿い、あるいは僅かに脇に入ったところにある主な施設を西側から順に列挙しますので、詳細はそれぞれの項をご覧下さい… 脇道に入ってイタリア山庭園(内部に外交官の家ブラフ18番館)、カトリック山手教会、脇道に入って山手公園元町公園(内部にエリスマン邸)、えの木てい山手234番館山手聖公会山手資料館、脇道に入ってヨコハマ猫の美術館ブリキのおもちゃ博物館外人墓地岩崎博物館港の見える丘公園(内部に神奈川近代文学館大佛次郎記念館山手111番館)。 なお、JR石川町駅南口裏側すぐにある石川町駅前郵便局の角から大丸谷坂を登るとイタリア山庭園の裏口がありますので、これを正面から抜けて僅かに歩くと山手本通りに出会います。 これを左に曲がり、あとは道なりに港の見える丘公園までの1キロメートル少々が、お勧めの散策コースです。

三渓園

全国各地から移築された数多くの歴史的建造物が日本庭園の中に配されています。 とても多彩な庭園で、内苑に入ると山奥の雰囲気まで味わえます。 はじめてならばせめて2〜3時間はかけて、じっくりと散策をお楽しみ下さい。

但し、展望台に登ることだけはお勧め出来ません。 人のほとんどいない開園直後(9時)に行くことをお勧めします。 入園料は外苑 \300、内苑も別途 \300 です。

根岸森林公園

けっこうな広さや起伏があってたいへん気持ちの良い公園です。 広さはたとえば新宿御苑より狭いのですが、整備はされていても庭園風の造作はまったく行われていないので、かえって広く感じられます(もちろん無料)。 大地を踏みしめて歩く(あるいは駆け回る)ことが出来ます。 最寄りはJR根岸駅ですが、周りが崖や根岸米軍施設などに取り囲まれていますので行くには少々不便です(直線距離ではJR山手駅も同程度)。

その分かなりの穴場と言って良いでしょう。 大昔には競馬場だったところで、隣接して馬の博物館(根岸競馬場記念公苑)もあります。 公園周辺の景観も悪くありません。 早朝の散歩が特にお勧めです。 家族連れでお弁当持参(必須かもしれない)のピクニックにも良いと思います。

英連邦戦死者墓地

とても静かで美しい所で、正直なところ、ここだけは紹介したくないような気もしています。 保土ヶ谷区の南端、横浜市児童遊園地の隣ですが直接行き来は出来ず入り口も離れています。 サンフランシスコ平和条約に関連して締結された「日本国における英連邦戦死者墓地に関する協定」によって設けられ、英連邦戦死者墓地委員会によって維持管理されている墓地で、以前は中に入ることが出来なかったようです。

当時の英連邦諸国…イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、インド、パキスタン…の他、アメリカ合衆国とオランダの各国戦没者が葬られています。 なお、太平洋戦争での戦没者ばかりでなく、朝鮮戦争やベトナム戦争での戦没者も葬られているようです。 エリザベス女王夫妻、ダイアナ妃、サッチャー首相も来日時に訪れたことが知られています。

横浜市緑化センター

「農と緑のふれあいセンター」と改称している模様ですが、この名前はあまり浸透していないようです(ネーミングセンスが…)。 保土ヶ谷区の南端、国道1号線沿いにあります。 東側に隣接する横浜市児童遊園地の一部のように地図には記されていることが多いようですが、横浜市児童遊園地との間を行き来できる場所は限られています。 かなり広いのですが出入り口が少なく、はじめての時は(他はわかりにくいので)横浜市緑化センターの南西の端、児童公園入り口の交差点のところから入るのが良いと思います。 入園無料、入園時間 9:00〜16:30。 私の知る限り休園日はないようです。

おそらく横浜市の公園の維持管理をしている市の緑政局の本拠地のようなところだと思いますが、内部はほぼ自由に散策できます。 但し見学用の温室(規模が小さく見るものはあまりない)を除き、温室などは立入禁止です。 実用的な面もあるという意味で公園でも庭園でもないのですが下手な庭園よりはよほど美しいところで、春の散策は特にお勧め。 交通の便が悪いのが難ですが、ほとんど知られていないせいもあってか多い時でも人出はまばら、ある意味で穴場中の穴場でしょう。 休日には小規模な園芸市が開かれていることもあります。

戻る 横浜中心部徹底散策 トップページ