好散策経路

目立つ特徴で名付けられるためか、同名の坂はとても多い。

ここに挙げた汐汲坂や七曲りは中区だが、同じ名前の坂はそれぞれ南区や西区にもある。 狸坂に至っては全国にどれほどあるか知れたものではない。

人名か和親条約のいずれかに因むのだろうが、ワシン坂の名前の由来は不明だ。 そういう坂もあった方が面白い。

万国橋   開港広場   山下公園通り   狸坂   遊行坂   打越橋   牛坂下公園   乙女坂   西野坂   汐汲坂   代官坂   代官坂トンネル   貝殻坂   見尻坂   谷戸坂   ワシン坂上公園   ワシン坂   桜道   森浅間神社   根岸八幡神社   不動坂   七曲り   本牧桜道   本牧いずみ公園   本牧せせらぎ公園   竹之丸花道   横浜橋商店街   丘友坂

気持ちの良い散策には、目的地ばかりでなく経路や周りの景観も欠かせません。 散策なのですから必ずしも目的地は要らないわけでもあります。 ここには、単独で目的地とするようなスポットではないものの、散策で通るには非常に好ましい道や広場、公園などを挙げてみました。

もっとも実際の散策ではこういう経路ばかり繋げて通れるとは限らないのですが、ここではたとえ断片であっても、そのような好ましい散策路を挙げてみました(幸いに、断片にならないところも多い)。 写真をクリックすれば、もう少し大きいサイズが表示されます。

万国橋

関内方面と新港町(みなとみらい地区の中区部分で明治初期の埋め立て地で島になっている)を結ぶ石橋です。 JR関内駅から馬車道を経てみなとみらい横浜ワールドポーターズの前に出る時や、海岸通を経てみなとみらい山下公園方面の間を移動する時などに渡ることになります。

みなとみらい全体への視界が開けているため、イベントの時などは橋の上(の北側)がカメラマンで埋まります。 最初の写真は海岸通り側から万国橋を撮ったもので、他は万国橋からの(みなとみらいの全館全灯の)夜景です。

開港広場

大桟橋山下公園、シルクセンター(シルク博物館)、横浜開港資料館横浜海岸教会に囲まれた小さな広場です。 この広場の名前を知る人は少ないと思います。

特に関内桜木町方面から来たときに、「ここは観光地なんだよ」って主張しているような、それでいてこの周りに勤める人達が食事や休憩のために集まる、わりとポイントになる広場だと思うのです。

山下公園通り

開港広場から中村川にかかる山下橋までの銀杏並木の道です。 ほぼ通して海側は山下公園で、反対側には、シルクセンター(シルク博物館)、産業貿易センター、県民ホール、ザホテルヨコハマ、創価学会戸田平和記念館ホテルニューグランド、スターホテル、マリンタワー、メルパルク、人形の家と並んでいます。

四季毎にそれぞれの雰囲気の漂う道で、日本の道100選の碑が建っています。 山下公園の中を海沿いに散策するのも良いですが、外側の山下公園通りを通して散策するのもまた格別です。

狸坂

崖の多い横浜の中でもこの辺の坂は特に高低差があるところですが、ここは都会とは思えないような風雅な佇まいを見せてくれています(但し下の方は風情が違う)。

山手町から打越橋を越えて続く尾根道を中区から南区に入ったあたりと、中村川沿いの南区中村町を結んでいます。

遊行坂

中区と南区の境になる坂で、中区石川町と南区中村町の境の中村川沿いから、中区打越と南区唐沢の境の尾根道まで登ります。

坂道の中区側に続く石積みには、かなりの時代を経た部分もあるようです。

打越橋

名前のない道や坂はとても多いですけれども、この橋がかかる切り通しの坂の名前も随分長いことわからずに居ました。 これだけ長く広く高低差もある坂の名前が知られていないというのは、なにか変な気がします(しかし実際には打越坂という、あまりにあたりまえの名前でした)。

打越橋の下にはお地蔵さんがいて、テレビ番組で心霊スポット扱いしているのを見たことが幾度かありますが、そんな気味の悪い場所ではありません。

牛坂下公園

その名の通り牛坂の近くの崖下にある、小さな公園です。

ところが公園の脇の崖は鬱蒼と茂る林になっています。

乙女坂

地蔵坂の中程から更に横浜共立学園の方に登る坂です。

ずいぶん綺麗だったので、途中の普通の家の花々も撮ってしまいました。

西野坂

元町の裏手からフェリス女学院中学・高校へ登っていく坂道です。 山手町の高台と周辺を繋ぐ坂は、場所にもよりますがたいてい40mくらいの高低差があります。

この坂はずっと階段で一段一段の高さが妙に低く、かといって二段ずつ登るには長丁場なので非常に疲れる坂道です。

汐汲坂

山手本通りの汐汲坂上から見おろしたところです。 西野坂と同じくらい急な坂ですが、こちらは階段ではありません。 上に行くほど急になるので、これはこれでかなり疲れる坂道です。

下ったところは元町で、汐汲坂沿いにも最近はお店が増えています。

代官坂

その昔、代官屋敷があった坂で、今もその門の一部が残っています。 写真は元町を背にして代官坂の中程、道が二股に分かれるところで、右を行くとクリフサイドの脇を通って代官坂トンネルに通じています。

この坂からだとマリンタワーが妙に大きく見えるのが不思議です。

代官坂トンネル

山手の高台を少しだけ掘り抜いたトンネルです。

トンネルの元町側はクリフサイド、本牧側には元街小学校があります。

貝殻坂

外人墓地元町公園の間の坂です。

右側の写真は貝殻坂の途中から外人墓地越しに山手十番館を望んだところです。

見尻坂

この坂は定番スポットと言っても良いくらいです。 下からは元町プラザのところを山側に入って左側の坂道です(もう一方を進むと貝殻坂に通じます)。

上からは外人墓地と横浜地方気象台の間を入ります。

谷戸坂

元町の海側の端のフランス山の脇から、港の見える丘公園の高台の前に登って行く坂です。

山手町へ登る坂の中では、かなり緩やかな方です。

ワシン坂上公園

谷戸坂通りのワシン坂が下り始める幾分手前にある小公園です。 眺望の効く場所のせいか、小公園にもかかわらずホームページなどで紹介されていることも多いようです。

だた、豪邸も多いこの辺で、民家一軒分の広さがあるかどうか怪しいほど狭いことには触れられていないようですね。

ワシン坂

山手町の端から小港に降りる坂です。

山手町周辺の坂の中では長く緩やかな坂道です。

桜道

山手隧道を本牧側に抜けたあたりの山手公園の下から、桜道橋を経て緩やかに斜めに上る坂道で、登り切ると地蔵坂の上に出ます。 現在は桜道自体に沿っては、あまり桜はありません。

写真は綺麗なところを選びすぎている感じではありますが、それでも比較的緑が多く、途中の眺望も面白いところがあるので、散策にはとても良い道です。

根岸八幡神社

裏山の崖の上は中区ですが、神社自体は磯子区です。 けっしてメジャーな神社ではないのですが、それに大きな神社でもないのですが、JR根岸駅界隈から丘の方を見た風景が殺伐とせず、そこそこ美しいのは、根岸八幡神社の社叢林のおかげでしょう。

社叢林の中を九十九折りに登る階段があります。

森浅間神社

JR磯子駅と京浜急行屏風ヶ浦駅の中間あたり、磯子区森の山の上にあります。 どちらからもそう遠くありません。 屏風ヶ浦駅からだと、森浅間神社の真正面まで緑深い参道を南から北に真っ直ぐに階段を登ります。 磯子駅からだと、駅よりやや南側から断崖を登る道に入り込み、途中猫の沢山居る森みはらし公園や朝日不動滝を経て社殿の裏側へ至ります。

特にこの裏側の参道はたいへん趣のある道ですが、途中で分かれる道のもう一方を選ぶといきなり汐見台の大規模団地の中に入ります。 少々道がわかりにくいものの、この団地の反対側は久良岐公園に接していますので、久良岐公園と併せて散策するのにも良いところです。

不動坂

根岸森林公園の南側あたりから高台を降りる坂です。

中華街元町、山手町、本牧、それぞれの異国情緒を感じますが、このあたりもまた別の雰囲気が漂っています。

七曲り

根岸加曽台と根岸町の間の坂道です。 その名の通り7回曲がっているように思います。 鎌倉あたりの切り通しにも似た雰囲気があって、散策していて一番嬉しいのはこういう場所に出会った時です。

最後に通った時には大雨の直後で、下から見上げると所々崩落防止の砂袋が積み上げてありました。

本牧桜道

マイカル本牧あたりから三渓園に向かう道のひとつです。 単に桜道とも呼びますが、山手町にも桜道があるせいか本牧桜道とも呼ばれます。

特になんということもない道なのですが、季節や天気によって美しい眺めになります。 この道ばかりではなくて、三渓園近くの陸側には散策向きの道が多いようです。

本牧いずみ公園

本牧通りと、更に海側の工業地帯沿いの幹線道路の間を繋ぐように細長い公園です。 幹線道路沿いには、車道とうまく分離されて小港まで続く遊歩道がありますので、山手のワシン坂を経由してマイカル本牧本牧山頂公園に繋げて散策するには(出来るだけ緑地帯を歩くには)、この公園を通るのがベストです。

ここ自体も土に親しめる感じの良い公園で、マイカル本牧のあたりというのは商業地区や住宅地区を、工業地帯や未整備地域から非常にうまく分離していると感心せざるを得ません。

本牧せせらぎ公園

本牧通りを、本牧いずみ公園の反対側で、本牧いずみ公園ほどの広さはありません。 本牧いずみ公園が広い草地を中心としているのに対し、せせらぎを人工的に模した水の流れを中心に木立が茂っています。

しかし公園の多いこの辺りで、狙いが成功しているようには思われません。 本牧宮原バス停から、せせらぎ沿いに公園内の小径を抜けると裏は天徳寺、隣の階段を登れば本牧山頂公園の駐車場に至ります。

竹之丸花道

高台に囲まれた小さな谷筋の小径です。

うまく写真に撮れていませんが、右脇には水が流れるともなく流れているようです。

横浜橋商店街

伊勢佐木町の先(西)市営地下鉄板東橋駅あたりから南側に中村川沿いまで伸びる、庶民的で活気のある商店街です。 相当の長さ(400メートル程)もあり、アーケードになっています。 私はここを通りかかるとついつい食材を沢山買い込んでしまいます。

高級品を売っているようなところではありません。 たとえば旬の果物であれば、他では手が出ない程高い時でも、形が悪いとか僅かに傷のあるような物が納得できる値段(時には驚くほどの安値)で手に入ります。

丘友坂

野毛山の西側の霞ヶ丘を、戸部から南側に下る坂のひとつです。

私にとってはこの周辺は、家や会社からは少々離れていて気楽に散策するには少し遠いのですが、なかなか良い散策路が沢山ありそうで魅力的なところです。

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