横浜中心部お花見ガイド(桜・梅)

横浜中心部のお花見で有名な場所ほぼ踏破したのではないかと思っていますが、横浜は桜が多い土地、まだ見ぬ名所もあることでしょう。 ご存じの方はこっそり教えて下さい(笑)。

普段の横浜「中心部」を少し地域拡大してまとめましたが、三ツ池公園(鶴見区)・こどもの国(青葉区)・海軍道路(瀬谷区)・柏尾川(戸塚区)など、横浜市郊外の桜の名所は含んでいません。

写真は一部を、イベントギャラリーの横浜2000年お花見や各スポットの紹介写真に掲載済みのものから抜粋しています(他の20枚は新規掲載)。

写真(のサムネイル)をクリックすれば拡大して表示します。 また、太字のスポット名をクリックすれば、該当スポットの紹介ページにジャンプします。

花を愛でる

三渓園


三渓園


三ツ沢公園


豊顕寺


伊勢山皇大神宮

可憐な花を愛でようとするなら、咲いていればいいってもんじゃないでしょう。 それなりの環境や状況設定が必要です。 でもお花見には人出も沢山、平日や朝早くに出かけるなどの努力も大切です。 それと、盛りになる前の方が花も可憐ですし、無惨な宴の跡も見ずに済むというものです。

状況設定が万全という意味では、なんと言っても三渓園でしょう。 いつ行ってもゴミが目に付くことなどありません。 季節には開園時間が延長されて夜はライティングも施されます(しかし人出も凄い)。 ただ、桜の本数は思いの外少ないので、迫力には少々欠けるかもしれません。

なお、ソメイヨシノが散り始めた頃に咲き始める三渓園の枝垂れ桜も(本数は限られていますが)見事です。

迫力ということで言えば、横浜中心部で本数随一は三ツ沢公園です。 園内の桜山は、その名の通り桜で埋め尽くされています。 ただ木が相当に高いため、桜山の中に入ってしまうと案外見栄えがしないのが残念なところ。

三ツ沢公園はかなり規模の大きな公園ですので、桜山以外の場所も桜が沢山植わっていて好みに合わせて愛でるのには困らないでしょう。 更に隣の豊顕寺や豊顕寺市民の森も、それぞれの風情が味わえる場所です。

今年(2000年)は咲かなかったそうですが、豊顕寺には銀杏の大木の先に根付いた桜が花を付けるという木もあります。

風情で見るならば、伊勢山皇大神宮も押さえておきたい所です。 正面(野毛側)階段周辺の巨木、社殿の周辺、裏口(紅葉坂側)と、それぞれ別の風情があります。

なお、今年(2000年)を見る限り、なぜか伊勢山皇大神宮の桜は、周辺(掃部山公園など)より開花が早いように思われました。

宴を張る

三ツ沢公園


掃部山公園


幸ヶ谷公園


岸根公園


野毛山公園


弘明寺公園


八聖殿


本牧山頂公園


大倉山公園

花より団子、宴を張ってこそのお花見という向きも多いことでしょう。 その点でも三ツ沢公園は人気だったようです。 思い思いの場所に宴を張る人達で賑わい、中には相当な大装備を持ち込んでいるグループも見受けられました。

桜山の頂上辺りの広場は非常に混雑していましたが、桜山は相当の広さがありますので全体としてみればそれほどの混雑でもありません。 とはいえ、それならば隣の豊顕寺市民の森で宴を張った方が良いようにも思われます。

また宴向きの桜の名所と言えば、掃部山公園幸ヶ谷公園を忘れるわけにはいきません。

掃部山公園は斜面に桜木に囲まれた3つの広場を設けて繋いだような形で、いかにもお花見向きです。 伊勢山皇大神宮もすぐ近くなので、合わせて寄って欲しいところです。

幸ヶ谷公園も桜木だけに覆われた小山の頂上に段違いの広場を設けた形で、そう広くはありませんが桜の密度が高いのが見所です。

これらと合わせて良く紹介されているのが岸根公園です。 そこそこ広い公園ですが、桜木のあるのはほんの一角だけで本数も僅かです。 それに比べて集まる人の数が多く、風が吹けば砂埃に晒されるような環境ですので、お花見にお勧めできる場所ではありません。

また同様に野毛山公園も頻繁に紹介されています。 野毛坂を登って行く時の右の山側の部分について言えば、一番高いところの広場周辺に多少桜木が集まっているだけで、けっしてお花見に良い条件ではありません。

盛りの時期に行き損ねたのですが、むしろ(野毛山公園に含まれる)野毛山動物園野毛山遊園地の方が桜が多いように思われます(宴会向きではないかもしれません)。

人に良いと聞いて弘明寺公園にも出かけたのですが、そこそこ広い公園の割に桜木が十分集まっているのは展望台周辺の広場だけでした。 展望台の眺めは良いのですがお花見会場としてはありふれた規模でしかありません。

それではこの辺で穴場を紹介しましょう。 お花見宴会向きの(私が見つけた)一番の穴場は、八聖殿(本牧臨海公園)のように思われます。 しかし場所取りはそれなりに熾烈なように見受けられました(私は朝しか見ていない)。

また、一部完成とはいえ現在工事継続中の本牧山頂公園の中に、お花見宴会向きの広場を見つけました。 立入禁止の札は出ていませんでしたが一見して工事中の雰囲気だったせいか、人は皆無でもちろん場所取りもされていません。 しかし、来年もそのままというわけにはいかないでしょう。

なお、宴を張るのは無理かもしれませんが、本牧山頂公園正面(マイカル本牧裏)の駐車場脇の桜は見事です。 また横浜緋桜の原木とされる木も植えられています。

また、保土ヶ谷公園の梅林と、横浜中心部からは少し外れますが大倉山公園の梅林は、共に周りが桜に囲まれているため、梅林が宴を張る場所になっているようです。

ピクニック

根岸森林公園


根岸森林公園


根岸森林公園


本牧山頂公園


清水ヶ丘公園


豊顕寺市民の森


山手公園


元町公園


横浜市児童遊園地


久良岐公園


大曽根第三公園

お酒を飲んでカラオケで騒いだりするイメージとは別の形を、ここではピクニックと分類しました。 もとより明確な境目はありませんので、ピクニックに混じって宴会が行われていたりすることもあるでしょう。

それでもなんとなく違いがあって、僅かなりとも棲み分けられているのも事実。 ピクニックのお花見では、カップルや親子あるいは同性2〜3人連れの若い人達が目立ちます。 事前の場所取りはせず、そう長居もせず、お弁当を広げるか寝そべっておしゃべりするのが多いようです。

この形のお花見に断然お勧めというか横浜中心部でここ以外ないというのが根岸森林公園です。 尾根の南斜面いっぱいに桜木が植わり、その前は広い芝生と梅林になっています。

芝生の上に伸びた枝の下で寝そべるも良し、斜面の林の中に腰掛けて向かいの芝生や林を花越しに眺めるのも優雅です。 三ツ沢公園豊顕寺市民の森のように桜木の背が高すぎないのも良いところです。

桜林の一部は八重桜になっていて、ソメイヨシノの散った後にもう一度楽しめます。 また山桜など他の種類の桜も多少あって、それぞれ異なる色を添えています。

根岸森林公園とフェンスや垣根で一応仕切られていますが、隣の馬の博物館(根岸競馬記念公苑)も綺麗ですので一緒に散策すると良いでしょう。

また、本牧山頂公園の尾根筋にもピクニック向きの芝生がありますが、そう広くはありません。

ピクニック向きということでは清水ヶ丘公園が挙げられますが、遠景では綺麗なのですが桜木がまだまだ若く細く、お花見には向きません。

他の場所は生憎ある程度宴会寄りになります。 というか、ピクニックと宴会の混在状態です。 それでも豊顕寺市民の森なら宴会に邪魔されない場所がなんとかみつかるでしょう。

また山手も桜の多い場所で、そう広くはありませんが山手公園が独特の雰囲気で(特に崖上の芝生が)ピクニック向き、元町公園も良いと思います。 今年(2000年)の元町公園は、崖下の部分が整備工事中でしたが、幸い桜木はあまり切られずに済んでいる模様です。

共に宴会も行われてしまうようですが、あまり宴会向きの雰囲気ではないせいか、騒ぎ方もほどほど、場所取りで占領され尽くすことはないと思われます。

横浜の中心部を少しだけ外れるならば、横浜市児童遊園地がお勧めです。 ソメイヨシノと菜の花を同時に眺められる状況というのは、(別の広場では宴会も行われているでしょうけれど)まさにピクニック向きです。

お弁当を広げる雰囲気ではないのですが、隣の横浜市緑化センターと、反対隣の英連邦戦死者墓地もあわせて散策してみることを強くお勧めします。 桜だけが固まって咲いているというわけではないのですが、広い敷地の中にありとあらゆる草花が植えられ、桜花の時期には他にもいろいろ咲き乱れています。

また、かなりの急斜面に桜木が一面に植えられている磯子区の久良岐公園では、宴を張っている集団も多いのですが、急斜面が幸いしてか、あるいは公園全体が広大なためか、宴会とピクニックが共存しているようでした。

宴を張るの方で触れた大倉山公園ですが、その隣の大曽根第三公園は、小公園ではありますが特に幼い子供連れのピクニックに良い所でした。 なお、大曽根第三公園は大倉山梅林の東側(線路側)にあります。

そぞろ歩き

大岡川プロムナード


大岡川プロムナード


本牧通り


本牧桜道


港の見える丘公園


外人墓地


カトリック山手教会


保土ヶ谷公園


学園通り


港南桜道


横浜市緑化センター


英連邦戦死者墓地

花の下を歩ける場所を、そぞろ歩きとして括りました。 のんびり散歩するにも元気にウォーキングするにも良いところです。

この面でまず第一に挙げなければならないのが、大岡川プロムナードです。 桜木町にも近い都橋のあたりから弘明寺商店街の観音橋まで4キロメートル以上にわたって、大岡川の両側に桜並木が続きます(片側になる場所も部分的にあります)。

その間に川幅も次第に変わっていきますし、桜花の季節には縁日の並ぶ場所が何ヶ所もあります。 同じく川沿いで、石崎川プロムナードというのもありますが、大岡川プロムナードとは較ぶべくもありません。

また、長い桜並木ということでは、広く車の交通量も多い道のせいか桜の名所として紹介されることは少ないようですが、本牧通りの山手警察署辺りからマイカル本牧を挟んで間門まで、両側に見事な桜並木が2キロメートル以上続きます。

そして途中本牧交差点の辺りから三渓園に向かう本牧桜道も600メートルほどの桜並木で、ことによると三渓園内の桜以上に見応えがあるかもしれません。

桜並木ではありませんが、山手の港の見える丘公園から外人墓地を挟んで元町公園の辺りも桜が多く、花を見ながらの散策に良いところです。

なお、本牧通りと繋げて、小港のあたりから山手のワシン坂を経由して谷戸坂通りを港の見える丘公園へ歩くのも良いのではないかと思います。

港の見える丘公園の正面から、山手本通り元町公園より先に歩けば、セントジョセフインターナショナルスクール・横浜双葉・フェリス女学院・横浜山手女子高などにも桜が見られ、カトリック山手教会のところの角を左に折れれば直ぐ山手公園です。

それより先は桜の数が減りますが、山手本通りを真っ直ぐ進んで行けば(横浜駅根岸線と、途中で道の名前は変わりますが)、およそ2キロメートル程で根岸森林公園に至ります。

なお、元町公園山手公園は、ともに急斜面を突き抜けた公園になっていますので、上側と下側では雰囲気や桜の咲き具合も異なっています。

また宴を張るの方で触れた保土ヶ谷公園ですが、ここは梅林が宴会会場になってしまいますが、その周辺の公園南側の谷一帯と公園の東の縁の部分に、相当数の桜木があります。

遊歩道も設けられていて枝垂れ桜や桜以外の草花も咲き乱れますので、保土ヶ谷公園内だけで歩き甲斐がありますが、JR保土ヶ谷駅から保土ヶ谷公園西端の花見台まで至る道(学園通り)も、一部が桜のトンネルになっています。

保土ヶ谷駅から学園通りを経て保土ヶ谷公園に至り公園南側を散策し、最後に公園東端を通って相鉄線の星川駅か和田町駅に抜けるという散策路は(最後が少々寂しいですが)なかなか充実していると思います。

横浜中心部から少し外れたところの桜並木では、港南桜道がたいへん綺麗でした。 市営地下鉄港南中央駅のすぐ側から日野公園墓地に至る1キロメートルほどの道で、見事な桜のトンネルが見られます(桜並木が片側だけの部分もあります)。

港南桜道を進むと、同じ道を戻ってこなければならないのが難ですが、私は東側に枝分かれした道の桜並木に惹かれて(残念ながらその桜並木はそう長くは続きませんでした)、帰り道は結局久良岐公園まで散策してしまいました。

またはやり横浜中心部からは外れますが、ピクニックの所で触れた横浜市児童遊園地と、その隣の横浜市緑化センター横浜市こども植物園というのもあります)と、入り口は少し離れていますが反対隣の英連邦戦死者墓地がたいへん美しいところです。

共に桜が沢山集まって植えられているわけではないですが、桜をはじめ様々の種類の草木が咲き乱れます。 横浜市児童遊園地も比較的人の少ない所ですが、それ以上に人がまばらなのも良いところです。

梅林

三渓園


根岸森林公園


岡村公園


岡村天満宮


大倉山公園


横浜市児童遊園地

梅林のある場所は桜ほどには多くないようです。 横浜中心部では、三渓園根岸森林公園保土ヶ谷公園岡村公園(岡村梅林)、横浜中心部から少し外れて大倉山公園(大倉山梅林)、横浜市児童遊園地といったところでしょうか。

梅林の風景は写真になり難いのですが、三渓園の梅は桜以上に見事です。 但し、白梅中心で紅梅は僅かです。 また、広い公園ですのであまり目立ちませんが、根岸森林公園の梅林も相当な本数があります。 本数といい風情といい、この2カ所が甲乙付けがたいところです。

保土ヶ谷公園の梅林は私は咲いているところを見逃してしまいました。 岡村公園も盛りを逃しました。 どちらもたいした規模ではありませんが、深い谷の底にあるといった風情の岡村梅林には好感が持てます(もっとも、すぐ脇は住宅地です)。

また、岡村梅林の隣の岡村天満宮にも梅が多く、更に岡村天満宮の裏、岡村公園との間の斜面にもかなり多くの梅の木があります。

岡村公園岡村天満宮をあわせて考えるのが良いでしょう。 なお、岡村公園にもけっこう桜が咲いているのが遠景で見えたのですが、桜の季節には行き損ねました。

大倉山梅林として有名な大倉山公園ですが、規模はさほどでもないとはいえ、梅の種類が各種取り揃えられ木1本1本に種類を書いた札が架かっているところは流石です。 なおここでは、(桜の前に)梅でも宴会的なお花見が行われるようです。

また横浜市児童遊園地は、菜の花畑の隣(入り口からすぐ)が梅林になっています。 ただ、ここの木はまだ小さいというか根付いていないという感じで、梅林としての風情や迫力にはまだまだ欠けます。

なお、道を挟んで隣の横浜市こども植物園には、奥に果樹園のようなところがあり、僅かではありますが、ここにもいくらか梅があります。

心残り

以上の他にも、常照寺、清水ヶ丘高校周辺、本牧いずみ公園谷戸坂、地蔵坂上公園など、綺麗な桜には沢山出会いました。 しかしその規模の桜まで取り上げていてはキリがないので割愛します。

冒頭にも書きましたとおり、私の知らない桜の見所も数々あることでしょう。 このページの情報もいずれ更に充実させて行きたいと思います。

また、関内桜通り、(元町のではなく南区の)増徳院の辺り、竹の丸の辺りなど、桜の季節に訪れることが出来なかったことを心残りに感じています。

もちろん、三ツ池公園はじめ横浜中心部から結構離れた場所の桜も見に行きたいのですが、季節が限られているものですので、なかなか難しいことです。

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