絵手抜記 2006/08


(a)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
みなとみらい海上で打ち上げの神奈川新聞花火大会にて。 7月の国際花火大会で際どかったことを反省、十分早くから動いたおかげで場所取りは完璧。 従来同様全景撮影に徹し、引き続き枝垂れ系を捉えることに注意を向けていた。 このカットはスターマイン(相対的に小型の花火の連発)の最後の方で、狙っていたものではないのだが、ほどほどの大きさの花火の方がチャンスも多いし写真にまとめ易いものである。
 
(b)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
狙っていた、大型に枝垂れる花火。 普通の花火を撮るのとはまったく違う撮り方をしていて、目指していたイメージにかなり近づいてきたようである。 次に上がるのがどんな花火かわかれば楽なのだが、プログラムでそこまで細かくはわからない。 この手の花火はそう幾度も上がらないし流れを見て勘を働かせるが、外れれば設定を戻す間に見事な花火を逃すわけで、溜息の連続である。
 
(c)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
横浜の奇祭として知られる、本牧神社の『お馬流し』にて。 茅で作られ首から上が馬で体が亀という六体の『お馬』に厄災を託して海に流す神事で、この画像の一日目は正確には『お馬迎え』である。 元々漁村の祭りだけあって朝行われるのだが、朝から猛烈に暑い日たった。 氏子の年長者達が頭上でお馬をリレーするのが辛そうだが、そこがこの奇祭の楽しいところでもある。
 
(d)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
本牧神社は本来由緒ある神社なのだが、社は新しい。 本牧は戦後の米軍の接収が長く続いた地域で、海沿いの風光明媚な地にあった本牧十二天社が移転を余儀なくされたものだ。 しかし海岸がすべて埋め立てられすっかり工業地帯になってしまった場所にあるより、大きな公園に挟まれた現在の位置に移転したのは幸いかもしれない。 『お馬迎え』の朝、由緒を物語る立派な幟がはためいていた。
 
(e)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
横浜中華学院校友会『夏祭り』で演じられた梅花椿。 くつろいだ内輪中心のお祭りでのことで本格的な演技ではなかったのだが、梅花椿は常に祭りの華である。 演じているのは若手の李・陳コンビ。 現在横浜中華学院校友会には気迫も技も充実した演じ手が3組もいて見る側からするととても贅沢な状態だが、ベテラン2組は引退も噂されている。 梅花椿はハードで危険な演技なのだが、祭りの準備でろくに寝られず寸前まで他の仕事に忙殺されながら、梅花椿もそつなく演じ終えた。 若さあってのこととはいえ驚異的な気迫である。
 
(f)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
李・陳コンビの演技を見て血が騒ぎ、飛び出してきた横浜中華学院校友会の会長&副会長の羅・大塚コンビ。 裸足で跳ぶのはあまりに危険でやってはいけないことと聞くが、勢いがついてしまったら止まらない。 ほんの一瞬とはいえ、面白いものを見せて頂いた。 この後も大先輩にいきなり踊らせてしまうようなハプニングが続き、驚きと笑いの連続であった。
 
(g)    NIKON D70, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G (IF)
(f) に続く、そんな中のひとこま。 お獅子を恐がる子供も多いのだが、興味津々な子もいる。 まるで演出写真のような配置になっているのに気づき、12-24mm のワイド端で後ろに仰け反りながら撮った。
 
(h)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
夏祭りでの北方獅子の演技。 梅花椿などの南方獅子と異なり元々は宮廷のもの。 この日は若手のメンバで演じられたが、お天気に恵まれ凄まじく暑い日の北方獅子はかなりの苦行だったようだ。
 
(i)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G (IF)
校友会は横浜中華学院卒業生の団体だが、先輩達と共に伝統芸能継承に励み重要な役割を果たしている若手(現役学生)のお二人。 女子学生だけで楽隊を構成できる女の子のメンバも加わっている。 鉦を持って微笑む陳君はこの日既に梅花椿を演じ終えていて、和やかな表情だ。
 
(j)    NIKON D70, NIKON Ai AF Nikkor 28mm F1.4D
横浜中華学院校友会『夏祭り』の締めの夜光龍。 ブラックライトだけで照らす中での龍舞演技である。 この日、梅花椿や北方獅子を除けば私服での演技だったので白いTシャツも浮き上がっているが、夜光龍を操る動きが見えるのがかえって面白くもあった。 写真にするのが凄まじく辛い演し物で、明るいレンズを使い相当に感度を上げ、マニュアルフォーカスで撮っている。 ジャスピンでぶれていない画像もあるのだが、龍の激しくうねる姿こそが見所。 その辺のバランスから選んだ一枚である。
 
(k)    NIKON D200, COSINA Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL
今年はじめての箱根湿性花園では、下界より先に秋の花が咲き始めていた。 私が撮っている最中のマツムシソウの花にやって来た、このハチの種類を同定できていない。 姿形はオオハヤバチのように見えるのだが、オオハヤバチは狩りをするハチで花には来ないもののようなのである。
 
(l)    NIKON D200, COSINA Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL
(k) と同じ日の箱根湿性花園で、ほとんど満開だったサツマハギ。 どうということのない写真だし花には微かに傷みもあるが、萩好きの私としてはやはり一枚選びたかった。 一足早く秋を感じさせてくれた箱根湿性花園だが、流石にこの日まだ被写体豊富というほどではなかった。 というより、サツマハギ目当ての箱根行きだったフシもある。
 
(m)    NIKON D200, SIGMA 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF
花の少ない季節に焦れて突然に箱根湿性花園に行ったのだが、迂闊にもその後のことをなにも考えていなかった。 箱根は小田急系と西武系に分かれて情報もバスの乗り入れも不自由なところで、予め調べて来なかったため知らないところへは行きようがなく、選んだ行き先は箱根ガラスの森美術館。 画像は無数のクリスタルガラスの小片を木に結びつけた『フラッシュツリー』で、クリスタルが陽光を反射して七色に輝く様がとても綺麗。 ところが跳びきり特殊な被写体で、以前撮って帰った画像はまったくの期待外れに終わった。 フラッシュツリー撮影を意識したレンズを持って来ていなかったのが悔やまれるが、持って来ていたレンズで試行錯誤してみた。
 
(n)    NIKON D70, NIKON Ai AF Nikkor 24-85mm F2.8-4D
湿性花園・ガラスの森と撮り回ってもまだ昼を過ぎたばかり。 帰り客の混雑に巻き込まれるのはイヤだが、それにしても早すぎる。 歩き足りなく感じていたこともあり、帰路のバスを少し前で下車して箱根湯本まで歩いてみることにした。 バスの車窓から毎回眺めるその辺の風景に魅力を感じていたのである。 画像は『函嶺洞門』で土木遺産とも掲げられていた。 この先で最適なレンズを持ってきていないことを再び悔やむ結果になったが、またいずれの機会もあるだろう。
 
(o)    NIKON D200, NIKON AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G (IF)
前日の箱根湿性花園で草花を存分に撮った気分になっていたので、この日は麻布十番納涼祭りに行ってみた。 特になにがあるというわけではないのだが、江戸情緒に国際色と地方色を加えた雑多ぶりが面白い。 通りかかったことがある程度で良くは知らない土地だったのだが、それにしても私は麻布十番を侮っていた。 なんと言っても陸の孤島のイメージが強かったのである。 地下鉄開通やすぐ脇に六本木ヒルズが出来るなどですっかり状況が変わり、私にとっては想定外の人混みに遭遇して短時間で退散した。 それでも面白い写真が結構撮れているのだが、見ず知らずの人の顔が鮮明に出ている写真の公開は控えておく次第。
 
(p)    NIKON D200, COSINA Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL
馬場花木園(横浜市鶴見区)でもワレモコウが咲き始めていた。 狭いところなので外すと完全な空振りも多いのだが、この日は夏の花と秋の花が交じって咲き、馬場花木園に来て良かったと思う充実ぶり。 ワレモコウにとまっているのはコマルハナバチで同じ個体のアップで良いカットもあるのだが、こちらの画像を選んだ。
 
(q)    NIKON D200, COSINA Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL
6月にもお世話になったアオハナムグリさん。 馬場花木園ではオミナエシの花を探索していた。 オミナエシの花の形のせいもあると思われるが、次から次へと動き回り結構撮りにくい。 下側の花の房へ移動しようと下を向いたところで捉えたカットである。
 
(r)    NIKON D200, NIKON Ai Nikkor 35mm F1.4S
(p), (q) と同じ日の馬場花木園にて。 まだ外皮が赤く色付いたほおずきもあったが、半分くらいは綺麗な網目状になっていた。 それは魅力的なのだが、プラスチックの棒が支えに使われているせいで、写真に切り取るのが随分難しかった。 細竹の支えに麻紐かなにかで結わえ付けてくれれば、それが写り込んでも興醒めにならないのだが…。
 
(s)    NIKON D200, COSINA Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL
8月最後の日曜日は、鎌倉へ出かけてきた。 ところによって萩の本格的開花の兆しがあるので偵察が主目的だが、どうせまださほど開花していない筈なのでウォーキングのつもりであちこち巡った。 この写真は東慶寺にて。 石組みの僅かな隙間から生えているのだが、お寺さんもそれを慈しんでいるように感じられたのは気のせいだろうか?
 
(t)    NIKON D200, NIKON Ai Nikkor 35mm F1.4S
同じく鎌倉の銭洗弁天で、土産物店の庇を支える簡易な柱にいたタイワンリス。 もちろん、なにかくれるのを期待しているのだろう。 観光らしき若い女の子3人が取り囲んでいたのだが、「増えすぎて困っているのでエサあげちゃいけないんだよ」と話している。 女の子達がその具合ならエサをやる者はいないような気がするのだが、リスの様子からしてそうでもないのだろう。
 
(u)    NIKON D200, NIKON Ai Nikkor 35mm F1.4S
(s), (t) に続き同じ日の鎌倉で、佐助稲荷。 この日はあまりお天気に恵まれなかったのだが、こういう場所はその方が雰囲気があって良いかもしれない。 私は結構好きな場所で、虫除け対策を万全にしてから登っていった。 やはりプラスチック製の細竹もどきが目障りだが、それも今日的風景のひとつだろうと思い割り切った。
 
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