記録メディアと電池に投資を惜しむべからず  
下手な鉄砲方式万歳!

たいしたことは書いていない

予めおことわりしておくが、たいしたことは書いていない。

主旨はタイトルの通りで、ただそれだけである。

デジカメは銀塩カメラを超えた?

「デジカメは銀塩カメラを超えた」という声が、ほんの一部にある。 なにをもって超えるとかまだだとか言うか、それは様々だろうけれど、それはここではどうでも良い。 しかし、「デジカメは銀塩カメラを超えた」という声は、西暦2000年6月現在、まだまだ極めて少数派であると断言出来る。

ところが、その割にはデジカメを手放せなくなってしまった人が随分多いのである。 「もう銀塩カメラには戻れない」とか、「デジカメではじめて写真にはまった」という人も少なくない。 私もその手の一人である。

しかもデジカメは高い

しかもデジカメは高い。 同じ値段で買える一眼レフと較べれば、唖然とするほど高いのである。 もっとも、一眼レフはレンズもあってのものなので、そう単純には比較できないかもしれない。

しかし、デジカメを手放せなくなってしまった人の多くは、半年に1台の割で新機種を買っていたりする。 こういう人はそう少なくはないのだが、それが極端だと言うのなら、逆に気に入った特定の機種を2年3年日常的に使い続けている人がどれだけいるか考えてみると良い。 むしろ少数派になるんじゃないだろうか。

それなのにデジカメが良い?

これは何を意味するのだろうか。 性能や画質に着目して、「デジカメは銀塩カメラを超えた」と言う人は僅かである。 しかも高価なのに、手放せなくなったうえに再三の買い換えまでしているのだ。

手軽さが良いだとか、加工できるのが良いとか、沢山撮影すればフィルム代や現像代より安くつくだとか、いろいろ言う人はある。 それはそれで、その人にとってすべて真実だろう。 しかしこの謎解きを、すっきり言いこなした表現を、私はまだ聞いたことがないし、私自身もうまく言い表す言葉を思いつかない。

だから、私自身にとっては…という意味で言うよりないわけだが、そういう意味では「手軽に沢山撮って試せるのが良い」ということになるだろう。 先に挙げた理由を足しただけじゃないか…と思われるかもしれないが、まったくその通りである。

下手な鉄砲方式万歳!

以下暫く、私にとってのデジカメの魅力である。 しかし、そう変わった感じ方ではない筈だ。

デジカメの場合、シャッターを切るのに躊躇いが少ない。 それは、フィルムを消費する、あるいは現像代も嵩むというような意識が働かないからである。 自分で充電した電池の中の電気を消費するというのは、流石に費用として気にならないからでもある。

銀塩カメラで撮った場合フィルム代や現像代がいくらになって、デジカメ購入代金と較べるとどういう損得勘定になるのか?…などということは、この躊躇いには関係ない。 貧乏性と言えば貧乏性である。 しかしそれを言ってみても仕方ない。 それよりも、シャッターを切る時点で費用を気にせず気軽に撮れるというところが重要なのである。

その気軽さのために、結果として沢山写真を撮ることになる。 その結果として、気付いてみればフィルム代現像代より安い勘定になったりもするわけである。 しかし、本当に重要なのは、気軽に撮れることが楽しく、素早く繰り返して試行錯誤が出来るために理解や上達が早く、そうなるとますます楽しくなるということなのだ。

加えて言えば、パソコンやインターネットと組み合わせることで、気軽に人に見せたり、レタッチを覚えたり、Webコンテンツに利用したり、投稿したり、同好の人達の間で切磋琢磨したりと、撮るだけで終わらない他の目的意識と結びつき易いことが、デジカメへの傾斜を加速してもいるわけである。

この関係をよく考えてみると、「気軽に沢山撮る」ところから、そのすべてが始まっていることに気付くのだ。

沢山撮ってこそのデジカメ

そのようなわけで、デジカメを購入する、あるいは既に持っている方には、気軽に沢山撮ることをお勧めしたい。 ところが、意外につまらないところで、気軽に沢山撮る気を削がれてしまうこともあるらしいのである。

それは、ひとつは手持ちの記録メディア(スマートメディア・コンパクトフラッシュ・メモリスティック)の容量による制約である。 たしかに記録メディアは高い。 しかし、フィルムのように消費してしまうものではないし、デジカメ本体がかなり高価なことを考えるなら、そんなに高いというわけでもない。

「沢山撮ってこそのデジカメ」という考え方をするならば、記録メディアの残り容量を気にして気軽に枚数を撮れなくなるのは、とてももったいないことなのである。

もうひとつは電池である。 普通に考えればデジカメでフィルムに相当するのはCCDや記録メディアなのだが、「デジカメのフィルムは電池」という言い回しもあるほどデジカメは電池を激しく消費する。

だから充電池は予備をせめて1セット、必ず用意しておいて欲しいものだ。 そもそもそう高いものではないのである。 そんなところで縮こまって沢山撮る気を失ってしまったら、それこそもったいないの極みなのである。

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